日本経済新聞 連動特集 新卒採用広告特集 企業から学生へのメッセージ

経営者インタビュー

「凡事徹底」と「遊び心」を重んじ、
建設業界のニーズに柔軟に対応しながら
「街と生活をアップデート」する

新光重機(株)

新光重機(株)

千葉県

  • リース・レンタル

代表取締役社長

中尾 謙一郎さん

当社は1971年に創業して以来、建機(油圧ショベル、ブルドーザー、ダンプカーなど)のレンタル事業を展開してきました。実は建設現場で稼働している建機の約7割がレンタル機械で、建機レンタル業界の市場規模は約1兆2,000億円といわれています。そうした状況にあって、当社は千葉県内に11カ所の拠点を設け、400種2万台の建機をラインナップ。千葉県を中心に関東や東北、九州などの建設現場に建機を貸し出し、この分野の県内企業では高いシェアを誇っています。
当社は建機レンタル事業を通じて「街と生活をアップデートし続ける」という社会貢献の想いの下、日本の街づくりや災害時の復旧・復興に尽力してきました。東日本大震災以降の復旧・復興対応は一段落しましたが、今なお全国各地で再開発や大規模開発が進んでおり、千葉県内でも圏央道の建設や成田空港の機能拡張工事などが進展中です。
こうした状況を見据え、近年はアームが長いスーパーロングショベルカーをはじめとした特殊機械を多数導入し、多様化する建設現場のニーズに柔軟に応え続けてきました。また、建設現場の人手不足が深刻化する中、GPSやセンサーを搭載して効率的かつ精緻な作業を実現するICT建機のレンタル事業も展開。早い段階でICTチームを立ち上げ、単に建設会社にICT建機を貸し出すだけでなく、きめ細かい導入支援も実施するなどして、ITに不慣れな建設会社にも安心して活用いただける体制を整えました。
新たな挑戦という点では、重機運搬業や整備業など建機レンタル事業に関連する隣接異業種のM&Aにも注力しています。2009年にはフォークリフトのメンテナンス業者、2023年には運搬業者をM&Aしましたが、引き続きグループ全体の持続的な成長を目指していきます。
また、変化が激しい時代だからこそ、当社では今、「凡事徹底」と「遊び心」を重んじ、あらゆる物事に本気でチャレンジしてくれる人材を求めています。生活インフラを支えるには「当たり前のことを当たり前にこなす」ことが大切ですが、それだけでは新しいビジネスを創出することはできません。失敗を恐れず、果敢に挑戦し続けることで活路を切り拓く必要があるのです。ICTチームしかり、最近は若手の活躍が目覚ましく、創造的なアイデアが次々と生まれているので、当社としても積極的に若手の自由な発想を大切にしたいと思います。
学生の皆さんにとって、BtoBの業界はあまりイメージが湧かないかもしれません。しかし、この領域には「縁の下の力持ち」を地で行く優良企業が数多く存在します。ぜひともいろんな業界を研究し、自身の可能性を発揮できる企業を見つけ出してください。

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