「現在」が分かる!「未来」が見える! 業界地図

サービス・インフラ業界

陸運・海運・物流(物流・倉庫)の業界地図

商品を保管・荷役する倉庫業は、ネット通販の拡大により需要が増えている。高付加価値化のため、物流事業を拡大する企業も多い。

※掲載企業は売上や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。また掲載内容に関する基準はこちらよりご確認ください。

物流(保管・荷役)

陸運・海運・物流(物流・倉庫)業界に関係する企業情報

陸運・海運・物流(物流・倉庫)業界の「現在」と「未来」

売上額は約3.5兆円。ネット通販で需要拡大

日本倉庫協会によると、倉庫業は普通倉庫、冷蔵倉庫、水面倉庫に大別されるが、普通倉庫の割合が大きい。

総務省の2022年経済構造実態調査によると、倉庫業の売上額は前回調査比6.0%増の3兆5,982億円だ。特にネット通販の拡大により、需要が拡大している。外資系を含め、大手企業は大都市郊外に大型の物流施設を設置するケースが増えている。

国土交通省の建築着工統計では、2022年度の倉庫着工棟数は1万2,304棟。

3PLで総合物流企業に。ICT化の推進が必要

倉庫大手は3PL(Third Party Logistics)を推進し、保管・荷役から運送までを含めて物流の全工程を一括して請け負う総合物流企業を志向。顧客企業に合わせて、海外進出も活発化。日系企業だけでなく、海外から海外へ輸送する三国間輸送も強化している。課題は人手不足で、自動搬送ロボットなど入庫から出庫までを自動化するなど、一層のICT化を進める必要がある。ただ、倉庫業自体は低収益とされ、多くの大手企業はオフィスビルや商業施設など不動産事業を展開している。

データで見る業界のポイント

倉庫の着工棟数の推移

倉庫の着工棟数の推移
「建築着工統計調査」(国土交通省)2023年

※掲載内容の基準について

  • 掲載企業は売上高や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。業界の分類は、マイナビ2026の業種分類に沿っています。各社の直近の決算に基づき、該当する分野の主に売上高の大きい順に企業を掲載しています(矢印などで示す関係企業や売上非公開の企業については順不同)。
  • 売上高については、2023年10月期までの連結決算を原則とした、直近の決算期の数字を使用しています。また、非上場企業の場合は、決算公告や自社のホームページなどで公表している直近の売上高を採用。売上高を公表していない企業については「非公開」としています。
  • 出資関係は、上場会社については提出が義務付けられている直近の「有価証券報告書」に沿っています。非上場企業はこれまでに業界団体や企業から公表されている文書などの数字を基にしています。「有価証券報告書」とは、企業の事業内容や、従業員、設備、財務諸表、子会社や関連会社、株主など多くの情報が掲載されており、金融庁のサイト「EDINET」で企業ごとに検索できます。
  • 原稿作成期間は2023年7月1日から10月31日です。

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