「現在」が分かる!「未来」が見える! 業界地図

商社業界

商社(アパレル・ファッション関連)の業界地図

繊維・アパレル関連の専門商社は老舗企業が多い。アパレル市場の縮小傾向の中で、新技術開発、製造・小売りの強化を図っている。

※掲載企業は売上や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。また掲載内容に関する基準はこちらよりご確認ください。

アパレル・ファッション関連

東レインターナショナル

100%出資

52.3%出資

丸紅ファッションリンク

商社(アパレル・ファッション関連)業界に関係する企業情報

商社(アパレル・ファッション関連)業界の「現在」と「未来」

繊維品、衣服卸とも縮小傾向。繊維専業は老舗が多い

経済産業省の商業動態統計によると、繊維原料・織物・糸などの繊維品卸売業の2023年販売額は、前年比1.5%減の2兆1,960億円、衣服・身の回り品卸売業は同2.1%増の4兆2,140億円だった。ただ、中国を中心とした海外からの衣類輸入の増加、低価格志向、SPA(製造・小売り)の台頭などにより、全体の販売額は減少傾向だ。繊維品は00年の5兆9,700億円の4割以下、衣服は00年の15兆6,170億円の3割以下に落ち込んでいる。

アパレル商社は、原材料中心の企業、メーカーから独立したメーカー系企業、総合商社系企業、独立系企業に分けられる。中でも繊維専業の商社は老舗が多く、総合商社系では祖業だった繊維を別会社として展開している。

資材調達から物流まで担う。相次ぐアパレル製造の強化

市場が縮小しているとはいえ、糸や生地、素材、アパレルなどを国内外から仕入れ、メーカーや小売りに提案するなど、資材調達から物流までを担う商社の役割は市場にとって大きい

加えて、これまでに培ったノウハウを生かし、自らアパレル製造を強化する商社が相次いでいる。

ネット通販などで安価なアパレルへの需要が増えてきていることから、商社を通じて商品を調達する小売りが増えることも予想されている。

データで見る業界のポイント

衣服・身の回り品卸売業の販売額推移

衣服・身の回り品卸売業の販売額推移
商業動態統計(経産省)2024年

※掲載内容の基準について

  • 掲載企業は売上高や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。業界の分類は、マイナビ2027の業種分類に沿っています。各社の直近の決算に基づき、該当する分野の主に売上高の大きい順に企業を掲載しています(矢印などで示す関係企業や売上非公開の企業については順不同)。
  • 売上高については、2024年10月期までの連結決算を原則とした、直近の決算期の数字を使用しています。また、非上場企業の場合は、決算公告や自社のホームページなどで公表している直近の売上高を採用。売上高を公表していない企業については「非公開」としています。
  • 出資関係は、上場会社については提出が義務付けられている直近の「有価証券報告書」に沿っています。非上場企業はこれまでに業界団体や企業から公表されている文書などの数字を基にしています。「有価証券報告書」とは、企業の事業内容や、従業員、設備、財務諸表、子会社や関連会社、株主など多くの情報が掲載されており、金融庁のサイト「EDINET」で企業ごとに検索できます。
  • 原稿作成期間は2024年7月1日から10月31日です。

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