「現在」が分かる!「未来」が見える! 業界地図

金融業界

生保・損保の業界地図

生命保険、損害保険とも市場規模が大きく、安定している。ただ、損害保険は自然災害の多発で支払保険料が増えている。

※掲載企業は売上や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。また掲載内容に関する基準はこちらよりご確認ください。

生命保険

第一生命ホールディングス

T&Dホールディングス

損害保険

東京海上ホールディングス

MS&ADインシュアランスグループホールディングス

SOMPOホールディングス

生保・損保業界の「現在」と「未来」

生保の収入約38兆円。損保は約9兆円

生命保険協会によると、2022年度の会員42社の保険料等収入は、前年度比18.8%増の38兆198億円と、コロナ禍による営業活動自粛の反動増が続いている。契約種別では、死亡保険、医療保険が減少し、がん保険、個⼈年⾦保険が増えている。

一方、日本損害保険協会によると、22年度の正味収入保険料(会員28社)は、同3.6%増の9兆1,194億円。このうち、自賠責を含む自動車保険が半分近くを占める。ただ、近年は自然災害が頻発し、22年度の支払保険金は同14.3%増の5兆3,829億円に増え、収益を圧迫。火災保険に付帯して契約する地震保険の付帯率は上昇している。

ネット販売が伸びる。シェア1桁だが成長見込む

生保、損保ともオンライン営業を進めるほか、ネット専業の参入も相次ぐ。ネット販売は無店舗でコスト安のため、保険料を低く抑えられるほか、商品内容もシンプル。保険市場全体に占めるシェアは生保で約4%、損保で8%程度だが、今後も着実に伸びそうだ。

データで見る業界のポイント

個人保険の保有契約高・保有契約件数の推移

個人保険の保有契約高・保有契約件数の推移
「生命保険事業概況」(生命保険協会)2023年

※掲載内容の基準について

  • 掲載企業は売上高や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。業界の分類は、マイナビ2026の業種分類に沿っています。各社の直近の決算に基づき、該当する分野の主に売上高の大きい順に企業を掲載しています(矢印などで示す関係企業や売上非公開の企業については順不同)。
  • 売上高については、2023年10月期までの連結決算を原則とした、直近の決算期の数字を使用しています。また、非上場企業の場合は、決算公告や自社のホームページなどで公表している直近の売上高を採用。売上高を公表していない企業については「非公開」としています。
  • 出資関係は、上場会社については提出が義務付けられている直近の「有価証券報告書」に沿っています。非上場企業はこれまでに業界団体や企業から公表されている文書などの数字を基にしています。「有価証券報告書」とは、企業の事業内容や、従業員、設備、財務諸表、子会社や関連会社、株主など多くの情報が掲載されており、金融庁のサイト「EDINET」で企業ごとに検索できます。
  • 原稿作成期間は2023年7月1日から10月31日です。

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