生保の収入約38兆円。損保は約9兆円
生命保険協会によると、2022年度の会員42社の保険料等収入は、前年度比18.8%増の38兆198億円と、コロナ禍による営業活動自粛の反動増が続いている。契約種別では、死亡保険、医療保険が減少し、がん保険、個⼈年⾦保険が増えている。
一方、日本損害保険協会によると、22年度の正味収入保険料(会員28社)は、同3.6%増の9兆1,194億円。このうち、自賠責を含む自動車保険が半分近くを占める。ただ、近年は自然災害が頻発し、22年度の支払保険金は同14.3%増の5兆3,829億円に増え、収益を圧迫。火災保険に付帯して契約する地震保険の付帯率は上昇している。