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精密・医療機器の業界地図

電気計測機器、時計などの精密機器は、日本企業の国際競争力が高い。医療機器は国産品の国際競争力向上が求められる。

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精密・医療機器業界に関係する企業情報

精密・医療機器業界の「現在」と「未来」

22年電気計測機器生産は5.4%増。ウオッチの出荷額は12%増

精密機器とは、高い精度を必要とする測定・計測・分析機器や時計などを指す。経済産業省の生産動態統計によると、2022年の電気計測機器の生産額は前年比5.4%増の4,937億円

日本時計協会によると、22年の総出荷額はウオッチが同12%増の2,559億円。特に海外からの出荷を含む輸出は同17%増の1,726億円にのぼる。同協会は22年の世界のウオッチ生産量は10.9億個と推計。日本は約5,200万個のため、世界の約4分の1を占める計算だ。

医療機器生産額は約2.6兆円。6年ぶりに医療機器基本計画見直し

厚生労働省の薬事工業生産動態統計によると、21年の医療機器国内生産額は、前年比8.4%増の2兆6,019億円と、2年ぶりに増加した。輸出は同3.0%増の1兆30億円だが、輸入は同8.4%増の2兆8,151億円と、国内生産の3倍近い。日本は内視鏡やCTなどの診断機器に強いが、放射線などの治療機器は輸入比率が高い。国は22年5月に医療機器基本計画を見直し、人材育成やベンチャー育成、国際展開の強化などを打ち出した。

データで見る業界のポイント

医療機器生産金額の推移

医療機器生産金額の推移
「薬事工業生産動態統計調査」(厚生労働省)2023年

※掲載内容の基準について

  • 掲載企業は売上高や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。業界の分類は、マイナビ2026の業種分類に沿っています。各社の直近の決算に基づき、該当する分野の主に売上高の大きい順に企業を掲載しています(矢印などで示す関係企業や売上非公開の企業については順不同)。
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  • 出資関係は、上場会社については提出が義務付けられている直近の「有価証券報告書」に沿っています。非上場企業はこれまでに業界団体や企業から公表されている文書などの数字を基にしています。「有価証券報告書」とは、企業の事業内容や、従業員、設備、財務諸表、子会社や関連会社、株主など多くの情報が掲載されており、金融庁のサイト「EDINET」で企業ごとに検索できます。
  • 原稿作成期間は2023年7月1日から10月31日です。

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