「現在」が分かる!「未来」が見える! 業界地図

メーカー業界

鉄鋼・金属・鉱業(金属製品)の業界地図

金属製品製造業は多様な製法と業態があり、日本のモノづくりを支えている。ただ、技能伝承や自動化の進展などが課題だ。

※掲載企業は売上や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。また掲載内容に関する基準はこちらよりご確認ください。

金属製品

三和ホールディングス

エイチワン

鉄鋼・金属・鉱業(金属製品)業界に関係する企業情報

鉄鋼・金属・鉱業(金属製品)業界の「現在」と「未来」

売上高は約19兆円。企業数は製造業で最多

金属製品製造業は、鉄鋼や非鉄金属を加工して最終製品に仕上げる業界で、缶や素形材、機械工具・部品、板金、金型、素形材、サッシ、シャッターなど製品は多様だ。加工方法も板金加工、切削、熱処理、プレス、精密鋳造のダイカストなどと幅広い。主な需要先である建設や住宅、自動車業界の影響を受けやすい。財務省の法人企業統計によると、2022年度の金属製品製造業の売上高は、前年度比5.6%増の19兆4,657億円と2年連続で増加。ただ、同年度の営業利益は同25.0%減の5,633億円。総務省・経済産業省の経済構造実態調査では、金属製品の調査対象は3万3,728社と製造業で最多だ。

自動機械導入で競争力向上。熟練技術の伝承が課題

金属加工は高い技術を持ち、特定の製品を製造する企業が多い。ただ、切削や鈑金、プレス加工などは3Dプリンターなどに置き換わる動きもあり、最新の工作機械などを導入し、価格競争力向上を図る。ただ、これらを使いこなす技術者の育成に加え、金属の曲げ加工、溶接などでは熟練技術者の経験や勘に頼っている分野もあり、技能伝承が課題だ。

データで見る業界のポイント

金属製品製造業の売上高推移

金属製品製造業の売上高推移
「年次別法人企業統計調査(令和4年度)」(財務省)2023年

※掲載内容の基準について

  • 掲載企業は売上高や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。業界の分類は、マイナビ2026の業種分類に沿っています。各社の直近の決算に基づき、該当する分野の主に売上高の大きい順に企業を掲載しています(矢印などで示す関係企業や売上非公開の企業については順不同)。
  • 売上高については、2023年10月期までの連結決算を原則とした、直近の決算期の数字を使用しています。また、非上場企業の場合は、決算公告や自社のホームページなどで公表している直近の売上高を採用。売上高を公表していない企業については「非公開」としています。
  • 出資関係は、上場会社については提出が義務付けられている直近の「有価証券報告書」に沿っています。非上場企業はこれまでに業界団体や企業から公表されている文書などの数字を基にしています。「有価証券報告書」とは、企業の事業内容や、従業員、設備、財務諸表、子会社や関連会社、株主など多くの情報が掲載されており、金融庁のサイト「EDINET」で企業ごとに検索できます。
  • 原稿作成期間は2023年7月1日から10月31日です。

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