当社は1955年に創業し、現在は空調機器を軸にした設備関連機器の販売とそれらの制御を担う計装施工を展開。近年ではエネルギー関連商材(太陽光パネルなど)の販売や施工にも事業の幅を広げ、専門商社でありながら施工能力をも併せ持つことを強みとして建物を“縁の下”から支え続けています。
なかでも、近年重要なミッションとなっているのが環境貢献です。世界が脱炭素社会に向けた歩みを進める中、電力消費が大きい空調機器を取り扱う当社の役割は非常に重要だと考えています。空調を中心とした制御関連需要は増加の一途を辿り、環境負荷が大きいとされる冷媒(フロンガス)に関しては、地球温暖化係数が低い冷媒への切り替えが必要であり、当社では顧客に対し積極的な提案を行っています。また、太陽光発電事業を含むESCO事業や様々なエネルギー課題に対してのソリューションも提供しています。
建設業界では働き方改革や人手不足に対する対応も急務で、当社ではオフサイト生産(事前に可能な限り組み立てた状態で現場に搬入することで、現場での作業負荷を減らす)の取り組みも進めています。今後はシンガポール、マレーシア、タイ、インドネシア、ベトナムなどの海外拠点での市場開拓を進めると共に環境負荷低減策も実行していきたいと考えています。
もっとも、その中心となるのは「人」であり、人財育成なくして当社の事業は成り立ちません。当社では販売や施工に必要な専門知識やノウハウを学んでもらうため、実機を使った技術研修、資格取得に向けた講習、職場での勉強会などを実施。文系・理系を問わず、「既出の手法ではなく、その先に踏み出し新たな価値を生み出そうとする人」たちが活躍できる環境を整えています。
私たちは「ここちよい、をその先へ。」というスローガンの下、「人に、社会に、地球に、ここちよい」という「三方よし」のビジネスを展開し、今年で創業70周年を迎えます。2030年度までに売上高2,000億円、経常利益150億円という中期目標に向けて事業に取り組み、全社一丸となってその先の「百年企業」を目指していきたいと考えています。
そのためには新たなことにチャレンジするマインドを全社員が持ち続けなくてはなりません。私は社長就任以降全国の拠点に出向き、若手や中堅、ベテランを問わず社員一人ひとりとコミュニケーションを図っています。その成果は順調に表れており、多くの社員たちが失敗を恐れず、自由闊達に意見を交わしながら、新しいビジネスに挑戦してくれています。
私たちの仕事は決して派手ではありませんが、社会インフラである建物を支える重要なものです。チャレンジ精神に満ちた環境で、日本ひいては地球全体の持続的発展を“縁の下”から支えていきませんか。

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経営者インタビュー
空調機器の販売と制御関連施工を一手に担い
「三方よし」のビジネスで百年企業を目指す
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代表取締役社長
金子 清貴さん