生保の収入は約42兆円。損保は約9兆円
生命保険協会によると、2023年度の会員42社の保険料等収入(払い込まれた保険料、再保険収入の計)は、前年度比13.0%増の42兆9,767億円と2桁の伸びとなった。ただ、若年層の加入率低下などから、M&A(合併・買収)で介護やヘルスケアに進出する動きが目立つ。
一方、日本損害保険協会によると、23年度の正味収入保険料は同0.1 % 増の9兆1,316億円。このうち自動車保険が4兆3,324億円と、半分近くだ。ただ、近年は自然災害が頻発し、2024年1月に発生した能登半島地震でも、24年5月末時点での支払保険料は909億円に達するなど、高水準が続いている。