「現在」が分かる!「未来」が見える! 業界地図

金融業界

生保・損保の業界地図

生命保険、損害保険とも市場規模が大きく、安定している。ただ、双方ともネット契約による新規参入が増え、競争が激化している。

※掲載企業は売上や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。また掲載内容に関する基準はこちらよりご確認ください。

生命保険

T&Dホールディングス

生保・損保業界の「現在」と「未来」

生保の収入は約42兆円。損保は約9兆円

生命保険協会によると、2023年度の会員42社の保険料等収入(払い込まれた保険料、再保険収入の計)は、前年度比13.0%増の42兆9,767億円と2桁の伸びとなった。ただ、若年層の加入率低下などから、M&A(合併・買収)で介護やヘルスケアに進出する動きが目立つ。

一方、日本損害保険協会によると、23年度の正味収入保険料は同0.1 % 増の9兆1,316億円。このうち自動車保険が4兆3,324億円と、半分近くだ。ただ、近年は自然災害が頻発し、2024年1月に発生した能登半島地震でも、24年5月末時点での支払保険料は909億円に達するなど、高水準が続いている。

ネット販売が伸びる。新規の自動車保険は2割とも

生保、損保大手とも子会社によるオンライン契約に乗り出すほか、金融グループなどからの参入も相次ぐ。ネット販売は無店舗でコスト安のため、保険料を低く抑えられ、商品内容もシンプル。保険市場全体に占めるシェアは生保で約4%強、自動車保険では個人の新規加入の場合、2割程度とする調査もある。

データで見る業界のポイント

個人保険の保有契約高・保有契約件数の推移

個人保険の保有契約高・保有契約件数の推移
「生命保険事業概況」(生命保険協会)2024年

※掲載内容の基準について

  • 掲載企業は売上高や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。業界の分類は、マイナビ2027の業種分類に沿っています。各社の直近の決算に基づき、該当する分野の主に売上高の大きい順に企業を掲載しています(矢印などで示す関係企業や売上非公開の企業については順不同)。
  • 売上高については、2024年10月期までの連結決算を原則とした、直近の決算期の数字を使用しています。また、非上場企業の場合は、決算公告や自社のホームページなどで公表している直近の売上高を採用。売上高を公表していない企業については「非公開」としています。
  • 出資関係は、上場会社については提出が義務付けられている直近の「有価証券報告書」に沿っています。非上場企業はこれまでに業界団体や企業から公表されている文書などの数字を基にしています。「有価証券報告書」とは、企業の事業内容や、従業員、設備、財務諸表、子会社や関連会社、株主など多くの情報が掲載されており、金融庁のサイト「EDINET」で企業ごとに検索できます。
  • 原稿作成期間は2024年7月1日から10月31日です。

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