「現在」が分かる!「未来」が見える! 業界地図

メーカー業界

鉄鋼・金属・鉱業(非鉄金属)の業界地図

非鉄金属は自動車や家電、精密機器など用途は幅広い。事業環境の変化により、リサイクルや海外の鉱山開発投資が進みそうだ。

※掲載企業は売上や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。また掲載内容に関する基準はこちらよりご確認ください。

非鉄金属

住友電気工業

自動車用ワイヤーハーネスに強い。電線も国内首位

三菱マテリアル

銅加工のほか、電子材料、超硬工具などを展開

住友金属鉱山

非鉄金属と電子材料が2本柱。資源開発に積極的

JX金属

銅、銀、金などの非鉄金属製品を製造

古河電気工業

光ファイバー、自動車用ハーネスなどが主力

DOWAホールディングス

金属製錬、電子材料などを展開。リサイクル事業に強い

YKK

ファスニングと住宅・ビル用建材事業の2本柱

田中貴金属グループ

産業用から宝飾品まで貴金属製品の製造・販売

UACJ

アルミ圧延で世界シェア高い。缶材などに強い

フジクラ

独立系の電線メーカー。プリント基板にも強い

三井金属鉱業

通称「三井金属」。機能材料、自動車部品などを展開

神戸製鋼所

アルミニウム・銅製品など非鉄金属事業も展開

日本軽金属ホールディングス

アルミニウム圧延、加工、化成品などの総合メーカー

リョービ

ダイカスト製造の専業。自動車向けがメイン

東邦亜鉛

亜鉛、鉛の製錬が主力。リサイクル事業も展開

アーレスティ

ダイカストが主力。アルミ地金なども手掛ける

CKサンエツ

黄銅棒がメイン。カメラ用精密部品も手掛ける

古河機械金属

非鉄金属製錬のほか、鉱山・土木機械などを展開

鉄鋼・金属・鉱業(非鉄金属)業界に関係する企業情報

鉄鋼・金属・鉱業(非鉄金属)業界の「現在」と「未来」

売上金額は約11.6兆円。原料市況、為替に左右されやすい

非鉄金属とは鉄以外の全ての金属を指し、銅、亜鉛、鉛などのベースメタル、チタン、クロム、ニッケル、リチウムなどのレアメタル(希少金属)、金、銀、プラチナなどの貴金属に分類される。総務省・経済産業省の2020年経済構造実態調査によると、非鉄金属の売上金額は、前年比7.2%減の11兆6,220億円だった。海外から原料や地金を輸入し、国内で精錬・精製し、圧延・押出、鋳鍛造などの加工をするため、業界全体として為替や原料の国際市況に左右されやすい

ベースメタルの自給率100%へ。電線の海外出荷は約1.3兆円

世界的な地球温暖化対策により、電気自動車(EV)や送電設備向けに、特に銅の需要拡大が見込まれる。政府は海外で権益を持つ鉱山開発、リサイクルの推進により、ベースメタルの自給率を現在の50%程度から、100%とすることを目指している。環境省も30年度までにレアメタル回収を倍増する方針を掲げ、海外投資とリサイクルが増えそうだ。

海外展開では電線業界も活発だ。日本電線工業会によると、2021年度の海外現地法人による出荷額は、約1兆4,394億円にのぼる。

データで見る業界のポイント

電線・ケーブルの生産実績

電線・ケーブルの生産実績
「電線・ケーブルの生産実績」(日本電線工業会)2022年

※掲載内容の基準について

  • 掲載企業は売上高や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。業界の分類は、マイナビ2025の業種分類に沿っています。各社の直近の決算に基づき、該当する分野の主に売上高の大きい順に企業を掲載しています(矢印などで示す関係企業や売上非公開の企業については順不同)。

    売上高については、2022年10月期までの連結決算を原則とした、直近の決算期の数字を使用しています。また、非上場企業の場合は、決算公告や自社のホームページなどで公表している直近の売上高を採用。売上高を公表していない企業については「非公開」としています。

    出資関係は、上場会社については提出が義務付けられている直近の「有価証券報告書」に沿っています。非上場企業はこれまでに業界団体や企業から公表されている文書などの数字を基にしています。「有価証券報告書」とは、企業の事業内容や、従業員、設備、財務諸表、子会社や関連会社、株主など多くの情報が掲載されており、金融庁のサイト「EDINET」で企業ごとに検索できます。

    原稿作成期間は2022年7月1日から10月31日です。

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