請負型と派遣型に分かれるIT関連の需要高まる
経済産業省・総務省の2022年経済構造実態調査によると、機械設計業の売上額は前回調査比1.4%減の1兆4,482億円だった。機械設計技術者は請負型と派遣型に分かれる。請負型は機械の一部または全部の設計を一括で請け負い、開発成果によって報酬を得る。派遣型は客先の企業に設計技術者を派遣する方式で、派遣先の指示で業務をこなす。客先に数年から数十年派遣される場合もある。
製造業はDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進しており、必然的にIT関連の技術者需要が高い。これに伴い、機械工学だけでなく、AIやロボット、IoTなどデジタル全般に対する知識が求められている。