「現在」が分かる!「未来」が見える! 業界地図

メーカー業界

鉄鋼・金属・鉱業(非鉄金属)の業界地図

非鉄金属は自動車や家電、精密機器など用途は幅広い。資源価格の上昇などにより、リサイクルの必要性が高まっている。

※掲載企業は売上や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。また掲載内容に関する基準はこちらよりご確認ください。

非鉄金属

鉄鋼・金属・鉱業(非鉄金属)業界に関係する企業情報

鉄鋼・金属・鉱業(非鉄金属)業界の「現在」と「未来」

2023年の売上額は約14.7兆円。原料市況、為替に左右されやすい

総務省の2023年経済構造実態調査によると、非鉄金属製造業の売上額は前年比2.8%増の14兆6,936億円となっている。非鉄金属とは鉄以外の全ての金属を指し、銅、亜鉛、鉛などのベースメタル、チタン、クロム、ニッケル、リチウムなどのレアメタル(希少金属)、金、銀、プラチナなどの貴金属に分類される。業界は海外の鉱山などから原料や地金を輸入し、国内で精製するが、自前で鉱山開発する企業もある。為替や原料の国際市況に左右されやすい構造だ。

銅の需要が伸びる。銅線から光ケーブルに代替進む

半導体や蓄電池材料などに使われている銅の需要が伸びているが、原料は大半が輸入のため、政府はリサイクルの推進を掲げる。一方、日本電線工業会によると、非鉄金属の有力事業である電線・ケーブルの国内生産量は23年で55万1,557トンと、大規模な新規インフラ整備が少なく減少傾向だ。ただ、通信用などでは情報伝達量が多い光ケーブルが伸びており、従来の銅線と置き換わりつつある。

データで見る業界のポイント

電線・ケーブルの生産実績(アルミ線を除く)

電線・ケーブルの生産実績(アルミ線を除く)
「電線・ケーブルの生産実績」(日本電線工業会)2024年

※掲載内容の基準について

  • 掲載企業は売上高や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。業界の分類は、マイナビ2027の業種分類に沿っています。各社の直近の決算に基づき、該当する分野の主に売上高の大きい順に企業を掲載しています(矢印などで示す関係企業や売上非公開の企業については順不同)。
  • 売上高については、2024年10月期までの連結決算を原則とした、直近の決算期の数字を使用しています。また、非上場企業の場合は、決算公告や自社のホームページなどで公表している直近の売上高を採用。売上高を公表していない企業については「非公開」としています。
  • 出資関係は、上場会社については提出が義務付けられている直近の「有価証券報告書」に沿っています。非上場企業はこれまでに業界団体や企業から公表されている文書などの数字を基にしています。「有価証券報告書」とは、企業の事業内容や、従業員、設備、財務諸表、子会社や関連会社、株主など多くの情報が掲載されており、金融庁のサイト「EDINET」で企業ごとに検索できます。
  • 原稿作成期間は2024年7月1日から10月31日です。

業界地図

就活準備コンテンツ

ページTOPへ