「現在」が分かる!「未来」が見える! 業界地図

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鉄鋼・金属・鉱業(鉄鋼)の業界地図

鉄鋼業は日本の基幹産業の一つだが、国際競争が激化。差別化のための技術開発が進む。二酸化炭素排出量削減も大きな課題だ。

※掲載企業は売上や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。また掲載内容に関する基準はこちらよりご確認ください。

鉄鋼

100%出資

100%出資

65.8%出資

52.9%出資

26.6%出資

21%出資

17.6%出資

7.7%出資

7.2%出資

株式持ち合い、製品供給などで関係

JFEホールディングス

100%出資

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株式持ち合い、製品供給などで関係

鉄鋼・金属・鉱業(鉄鋼)業界に関係する企業情報

鉄鋼・金属・鉱業(鉄鋼)業界の「現在」と「未来」

2023年の売上金額は23.4兆円超。2023年度粗鋼生産量は2年連続減少

鉄鋼業は、鉄鉱石や石炭などを原料として製造する高炉、鉄スクラップで作る電炉、添加物で強度を上げた特殊鋼に分類される。

総務省の2023年経済構造実態調査によると、鉄鋼業の売上額は前年比16.1%増の23兆4,504億円。ただ、日本鉄鋼連盟によると、2023年度の鋼材に加工する前の粗鋼生産量は前年度比1.1%減の8,682万トンと、2年連続で減少した。資材高騰や工期遅れの建設向けなどが響いた。ただ、輸出は同0.4%増の3,242万トンと堅調を維持している。

ハイテンで世界をリード。ゼロカーボンも打ち出す

粗鋼の国別生産量はトップが中国で、世界の半分以上を占める。2位がインド、日本は3位。だが、日本企業は引っ張り強度が高く、低コストの高張力鋼板(ハイテン)で世界をリードする。自動車向けなどに普及し、さらに強度を上げた超ハイテンも実用化している。

ただ、鉄鋼業は二酸化炭素(CO₂)排出量が全産業の約4割を占める。環境対策として高炉メーカーもCO₂排出量の少ない電炉を増強。水素で鉄鉱石を還元する水素還元製鉄、高炉ガスからのCO₂排出・分離などを進める。

データで見る業界のポイント

主要国の粗鋼生産(2023年)

主要国の粗鋼生産(2023年)
「主要国粗鋼生産/時系列」(日本鉄鋼連盟)2024年

※掲載内容の基準について

  • 掲載企業は売上高や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。業界の分類は、マイナビ2027の業種分類に沿っています。各社の直近の決算に基づき、該当する分野の主に売上高の大きい順に企業を掲載しています(矢印などで示す関係企業や売上非公開の企業については順不同)。
  • 売上高については、2024年10月期までの連結決算を原則とした、直近の決算期の数字を使用しています。また、非上場企業の場合は、決算公告や自社のホームページなどで公表している直近の売上高を採用。売上高を公表していない企業については「非公開」としています。
  • 出資関係は、上場会社については提出が義務付けられている直近の「有価証券報告書」に沿っています。非上場企業はこれまでに業界団体や企業から公表されている文書などの数字を基にしています。「有価証券報告書」とは、企業の事業内容や、従業員、設備、財務諸表、子会社や関連会社、株主など多くの情報が掲載されており、金融庁のサイト「EDINET」で企業ごとに検索できます。
  • 原稿作成期間は2024年7月1日から10月31日です。

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