「現在」が分かる!「未来」が見える! 業界地図

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ゴム・ガラス・セラミックス(ガラス・セラミックス)の業界地図

ガラス、セラミックスとも日本企業の国際競争力は高い。環境性能に優れたガラスの技術開発も進み、差別化を図る動きも活発だ。

※掲載企業は売上や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。また掲載内容に関する基準はこちらよりご確認ください。

ゴム・ガラス・セラミックス(ガラス・セラミックス)業界に関係する企業情報

ゴム・ガラス・セラミックス(ガラス・セラミックス)業界の「現在」と「未来」

売上金額は約2.2兆円。環境対応の技術開発進む

総務省・経済産業省の2022年経済構造実態調査によると、ガラス・同製品製造業の売上金額は、前回調査比2.8%増の2兆2,343億円だった。ガラスは約8割が建築用。重量がかさむため需要地の近くで生産するのが基本で、国際競争力が高い日本の大手は海外展開を進め、海外売上比率も高い。住宅用では断熱性能の高い複層ガラス、液晶やスマートフォン向けなどの超薄板ガラスが伸びている。複層ガラスでは、ガラスの間に特殊な金属膜をコーティングしたり、真空層を設けたりするなど断熱性を高め、冷暖房効率を向上させる環境対応の技術開発が進んでいる。

高精密のファインセラミックス。日本の世界シェアは約4割

セラミックスは無機材料を高温処理して固めた材料で、陶磁器や耐火物、ガラスなどに用いられる。さらに、高度に精選した材料を使い、高精密なものをファインセラミックスと呼ぶ。半導体や自動車、医療機器、産業機械など主に産業用に使われ、日本メーカーが強い。日本ファインセラミックス協会によると、22年の生産額見込みは前年比10.0%増の3.9兆円と、拡大を続けている。

データで見る業界のポイント

ファインセラミックス部材の生産額推移

ファインセラミックス部材の生産額推移
「ファインセラミックス産業動向調査」(日本ファインセラミックス協会)2023年

※掲載内容の基準について

  • 掲載企業は売上高や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。業界の分類は、マイナビ2026の業種分類に沿っています。各社の直近の決算に基づき、該当する分野の主に売上高の大きい順に企業を掲載しています(矢印などで示す関係企業や売上非公開の企業については順不同)。
  • 売上高については、2023年10月期までの連結決算を原則とした、直近の決算期の数字を使用しています。また、非上場企業の場合は、決算公告や自社のホームページなどで公表している直近の売上高を採用。売上高を公表していない企業については「非公開」としています。
  • 出資関係は、上場会社については提出が義務付けられている直近の「有価証券報告書」に沿っています。非上場企業はこれまでに業界団体や企業から公表されている文書などの数字を基にしています。「有価証券報告書」とは、企業の事業内容や、従業員、設備、財務諸表、子会社や関連会社、株主など多くの情報が掲載されており、金融庁のサイト「EDINET」で企業ごとに検索できます。
  • 原稿作成期間は2023年7月1日から10月31日です。

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