売上金額は約2.2兆円。環境対応の技術開発進む
総務省・経済産業省の2022年経済構造実態調査によると、ガラス・同製品製造業の売上金額は、前回調査比2.8%増の2兆2,343億円だった。ガラスは約8割が建築用。重量がかさむため需要地の近くで生産するのが基本で、国際競争力が高い日本の大手は海外展開を進め、海外売上比率も高い。住宅用では断熱性能の高い複層ガラス、液晶やスマートフォン向けなどの超薄板ガラスが伸びている。複層ガラスでは、ガラスの間に特殊な金属膜をコーティングしたり、真空層を設けたりするなど断熱性を高め、冷暖房効率を向上させる環境対応の技術開発が進んでいる。