「現在」が分かる!「未来」が見える! 業界地図

金融業界

信金・労金・信用組合の業界地図

信用金庫、労働金庫、信用組合は会員の出資で設立された非営利の協同組合組織。地域や個人に密着しているが、経営環境は厳しい。

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信金・労金・信用組合業界に関係する企業情報

信金・労金・信用組合業界の「現在」と「未来」

信金の預金量は約160兆円。信組は約23兆円

信金、労金、信組はそれぞれの組合法に基づき、会員の出資によって組織され、預金や貸出業務を行う非営利組織。個人や法人の預金を預かり、中小企業や小規模事業者などに融資。地域社会の発展を図る相互扶助を基本理念とし、営業地域も限定されている。

信金中央金庫によると、2023年3月末の全国254の信用金庫の預金残高は前年同期比0.8 % 増の160兆2,802億円、貸出金は同1.3%増の79兆8,304億円。コロナ禍によ貯蓄志向の高まりや、政府の無担保・無利子の制度融資などが増加要因だ。

一方、全国信用組合中央協会によると、信用組合数は全国で145、店舗数は1,577。23年3月末の預金量は23兆4,122億円で、貸出金は13兆4,897億円だ。

信金、信組とも貸出先は原則、会員の中小企業や小規模事業者が多い。だが、人口減や超低金利、地域経済の停滞などにより経営環境が悪化。経営効率化のため、合併や事務作業の共通化などの再編が増えている。

全国に13 の労金。こくみん共済の保険も扱う

労金は生協や労働組合などが出資し、全国に13金庫、605店舗を展開。全国労働金庫協会によると、23年3月末の預金残高は22兆9,597億円、貸出金は15兆2,905億円。労金では、全国労働者共済生活協同組合連合会(こくみん共済)の共済保険も扱う。

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  • 掲載企業は売上高や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。業界の分類は、マイナビ2026の業種分類に沿っています。各社の直近の決算に基づき、該当する分野の主に売上高の大きい順に企業を掲載しています(矢印などで示す関係企業や売上非公開の企業については順不同)。
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  • 出資関係は、上場会社については提出が義務付けられている直近の「有価証券報告書」に沿っています。非上場企業はこれまでに業界団体や企業から公表されている文書などの数字を基にしています。「有価証券報告書」とは、企業の事業内容や、従業員、設備、財務諸表、子会社や関連会社、株主など多くの情報が掲載されており、金融庁のサイト「EDINET」で企業ごとに検索できます。
  • 原稿作成期間は2023年7月1日から10月31日です。

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