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鉄鋼・金属・鉱業(非鉄金属)の業界地図

非鉄金属は自動車や家電、精密機器など用途は幅広い。資源価格の上昇などにより、リサイクルや海外の鉱山開発投資が進みそうだ。

※掲載企業は売上や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。また掲載内容に関する基準はこちらよりご確認ください。

非鉄金属

鉄鋼・金属・鉱業(非鉄金属)業界に関係する企業情報

鉄鋼・金属・鉱業(非鉄金属)業界の「現在」と「未来」

売上金額は約14.2兆円。原料市況、為替に左右されやすい

非鉄金属とは鉄以外の全ての金属を指し、銅、亜鉛、鉛などのベースメタル、チタン、クロム、ニッケル、リチウムなどのレアメタル(希少金属)、金、銀、プラチナなどの貴金属に分類される。総務省・経済産業省の2022年経済構造実態調査によると、非鉄金属の売上金額は、前回調査比22.9%増の14兆2,829億円。業界は海外から原料や地金を輸入し、国内で製錬するモデルのため、為替や原料の国際市況に左右されやすい。製錬事業においては、新興国の追い上げもあって採算悪化が続いている。

蓄電池向け材料の増産が続く。電線の海外出荷は約1.6兆円

自動車の電動化進展により、銅などの蓄電池材料を増産する動きが続いている。ただ、原料は輸入が大半のため、政府はリサイクルを進めて自給率を現在の50%程度から、将来的には100%達成を目指す考え。一方、電線の生産量(アルミ線除く)は、経済産業省の生産動態統計によると2022年度で56万7,695トン。日本電線工業会の調べでは、22年度の海外現地法人による出荷額は、前年度比19.0%増の約1兆6,360億円にのぼる。

データで見る業界のポイント

電線・ケーブルの生産実績(アルミ線を除く)

電線・ケーブルの生産実績(アルミ線を除く)
「電線・ケーブルの生産実績」(日本電線工業会)2023年

※掲載内容の基準について

  • 掲載企業は売上高や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。業界の分類は、マイナビ2026の業種分類に沿っています。各社の直近の決算に基づき、該当する分野の主に売上高の大きい順に企業を掲載しています(矢印などで示す関係企業や売上非公開の企業については順不同)。
  • 売上高については、2023年10月期までの連結決算を原則とした、直近の決算期の数字を使用しています。また、非上場企業の場合は、決算公告や自社のホームページなどで公表している直近の売上高を採用。売上高を公表していない企業については「非公開」としています。
  • 出資関係は、上場会社については提出が義務付けられている直近の「有価証券報告書」に沿っています。非上場企業はこれまでに業界団体や企業から公表されている文書などの数字を基にしています。「有価証券報告書」とは、企業の事業内容や、従業員、設備、財務諸表、子会社や関連会社、株主など多くの情報が掲載されており、金融庁のサイト「EDINET」で企業ごとに検索できます。
  • 原稿作成期間は2023年7月1日から10月31日です。

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