経産省が6年ぶりに100選を選定。基準はシェア、独自性など
経済産業省は2020年6月、「2020年版グローバルニッチトップ企業100選」を発表した。14年に次ぎ6年ぶりの選定となったが、デジタル化の進展や世界の経済情勢、少子高齢化などの社会構造が変化する中でも、外的要因に左右されずに収益を確保できているかは、選定の大事な要因。ニッチ分野で勝ち抜いている企業や、サプライチェーン(世界的供給網)の重要性を増している部材・素材などを製造し、独自の技術やビジネスモデルを展開する企業を紹介することで、知名度向上と海外展開を支援することが目的。
経産省は全国から公募し、①世界シェアと収益のバランス、②技術の独自性、③サプライチェーンにおける企業の重要性、という3つの観点から審査した。選定基準は、大企業の場合は世界市場規模が100億~ 1,000億円で、20%以上のシェアを保有。中堅・中小企業の場合は10%以上の世界シェアを保有していることだ。