教えて!
「仕事」と「スポーツ」の
関係

就活対策はどんなことをしたのか
インタビューをされたときにマスコミに逆取材
テレビ局で働きたいという思いが強くなり、またフィギュアスケート以外の世界で生計を立てていくことを現実的に考えるようになったころは、ちょうどフィギュアスケートがメジャースポーツにのし上がっていった時期でもありました。
そのため、試合後にインタビューを受ける機会が増えたのですが、私はそのチャンスを生かしてインタビューに来られた記者の方々に、「どんな会社ですか?」「どんな仕事をするんですか?」などと、逆取材をしたりしました。これは社会で働く先輩たちの生の声が聴ける貴重な機会でしたね。

また、フジテレビにはフィギュアスケートをしていた先輩もいらしたので、その方を訪ねていったこともあります。そのときは、話を聞きに行ったつもりが、先輩から「フジテレビのどんなところがいいの?」「なぜテレビを通してフィギュアに携わりたいの?」「どういうことがやりたいの?」という質問攻めにあいました(笑)。
でもそのおかげで自分の中でも考えに整理がつきましたし、私の回答に先輩が答えてくださったことがとても参考になり、会社案内やWEBサイトの情報だけでは及ばない貴重な企業研究の場となりました。
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OB・OG訪問で業界・企業のホントを知ろう!新聞を読んで語彙力を増やす
何しろ3歳から24歳までフィギュアスケート一筋でしたから、いざ就職活動をしてみると、とにかく世間知らずであることを痛感しました。時事問題にもうとく、言葉も知らない現実に直面したのです。当時、7次選考まであった選考試験をクリアーするためにどうしたらいいのかを考えた結果、まずは新聞を隅から隅まで読むことから始めました。

新聞は多くの人に伝わるようにわかりやすい言葉で書いてあるので、言葉を増やす勉強にもなるし、世の中でどんなことが起こっているのかを把握するのにも役立ちました。
また、語彙力を増やすために、「思った」「考えた」などと自分が安易に使ってしまっている言葉を新聞ではどのように表現しているのか、類語はどのようなものがあるのかといった視点で読むようにしていました。
新聞や本を読むメリット
【時事問題の把握】
社会に対するアンテナを張り、物事に対して自分なりの考えを持つきっかけとなる
【業界研究に役立つ】
社会の中で目指す業界がどういう状況に置かれているのかがわかる
【語彙力が増える】
書類や面接で自分のことを説明する際に、より的確な言葉選びができる
書類は第三者に採点してもらって客観的に見る
就職活動を始めると、最初につまずくのがエントリーシートですよね。まずこれが通らないと選考に進めない企業が多いのではないでしょうか。私はエントリーシート対策として、身近で私のことを一番よく知っている姉にエントリーシートの添削をしてもらっていました。厳しかったです…(笑)。

「これじゃ伝わらない」「ここがダメ」と自分が書いた文章はほとんどなくなるくらい修正を入れられました。でも、そのおかげで客観的に、自分の強みを理解してアピールすることができるようになりました。第三者にエントリーシートや自己PRの内容を見てもらうこの手法は、自分を客観視するためにも有効だと思います。
自分なりに工夫した点としては最初の一文にこだわることです。これは大学院でのレポート作成がとても役に立ちました。とっかかりの一文で目を引けば、興味を持って採用担当者に読んでもらえるからです。そしてその一文目からフィギュアスケートの話につなげるようにして、自分らしさをアピールしていました。
知っておきたい
就活情報
エントリーシートって何?
エントリーシート(ES)は企業にエントリーする際に提出する応募書類のうちの一つです。業種や企業によってさまざまな形式がありますが、多くの場合は次の4つのうちどれかを記入するようになっています。
(1)学生時代に力を入れた活動
(2)自己PR
(3)志望動機
(4)入社後にやりたいこと
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自分を客観視して、
強みを理解するのに
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面接対策はあいさつと目を見て話すことを徹底
面接対策は、現役時代にコーチに教えていただいたことがとても役に立ちました。基本的なことですが、あいさつと話をする際に相手の目を見ることだけは徹底しました。どんなに緊張しても「こんにちは」のあいさつと、「中野友加里です」と名乗ることだけは中途半端にならないように何度も練習しました。
というのも初めての面接が、とても寒い日で手がかじかみ、体ががちがちになっていて、思うように話せない経験をしたからです。ですがこういうときでも、あいさつと名前だけはきちんと言えないといけないと、とても反省した記憶があります。

もう一つも、コーチから常々言われていたことです。試合のときに、1階席から3階席まで、来場されているお客さんたちとまず目を合わせてから演技をするということ。そして話をしている相手に体と視線をきちんと向けること。これだけでも相手に誠意が伝わります。最近では私もフィギュアスケートの審判をする機会があるのですが、選手と目が合うとこちらもやはりハッとしますし、正直、そういう選手は印象に残ります。
目を見て話していると、面接官が大きくうなずきながら聞いてくれることがあると思いますし、それを見ると自分が言いたいことが相手にちゃんと伝わっている実感がわき、自信を持って面接で話すことができるのではないでしょうか。
面接官が見ている3つのポイント
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1
コミュニケーション能力
選考書類だけではわからない、基本的なコミュニケーション能力を見ています。あいさつを忘れないことはもちろん、ハキハキと元気良くしゃべるように意識しましょう
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2
正しいビジネスマナーを実践しているか
基本的なビジネスマナーができているかどうか、しゃべるときの視線はどうしているか、言葉使いなどを面接官はチェックしています
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3
会社に馴染めそうか
面接官にとって面接は将来一緒に仕事をしていくことになる相手を選ぶようなもの。社風や職場の雰囲気に照らし合わせて学生の適性を見ています