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教えて! 「仕事」と「スポーツ」の関係 教えて!
「仕事」と「スポーツ」の
関係

スポーツ以外のフィールドでも失敗はつきもの

自分への投資に時間をかける

現役時代は、シーズンごとに所属球団から「次シーズンからの年俸はいくら」といった形で、活躍した度合い、チームへの貢献度を金額で評価される世界でやってきました。

しかし、今の仕事は全然違います。まずオファーをもらって初めて仕事になるかどうかが決まる訳ですし、中にはすぐに収入につながりづらいものもあります。

ただ、将来的には自分の価値が上がったことによって対価として返ってくる場合もあるので、そうした未来のブランディングのために時間を作らなくてはいけないという感覚が、今までとは違ってとても新鮮でした。

単純明快に「金額=選手としての価値」だった野球とは全く違う価値観に、最初は戸惑いましたが、自分のブランディングのために、仕事を取捨選択したり、自己投資に時間をかけたりすることの大切さに気づくのが、新しい仕事の始まりでした。


今からできる就職活動のための自己投資は?

    企業研究や自己分析をすることも、将来のための一種の自己投資と言えます。短時間でも就職活動に役立つ自己投資の方法を知っておこう。


  • 1

    企業の店舗や工場を見学する

    インターネットで簡単に企業の情報がわかる時代だからこそ、足を動かすことも大事。実際に企業が運営する店舗や工場を見学し、現場でしか知り得ない情報を得られれば、エントリーシートや面接でのネタになる。

  • 2

    新聞を活用してスクラップブックを作る

    志望業界の動向や、志望企業、同業他社に関連した記事をまとめてみよう。企業理念だけではわからない企業の特長や方針が見えてくるはず。記事をまとめてスクラップブックにすれば、目に見える形で自分の熱意を伝えることもできる。

  • 3

    さまざまなアルバイトやボランティアに参加してみる

    自分の視野を広げる経験も自己投資につながる。いろいろな年齢の人や人生経験が異なる人がいるところに積極的に参加してみよう。さまざま価値観や生き方を知ることで、自分がどうしたいかも明確になる。

1,000本ノックのつもりでどんな仕事もやってみて適正を見極める

新しいフィールドで活動するに当たり、まずは自分に何が合って何が合わないかを知ることが必要だと感じていました。そのため、引退後の数年はどんな仕事も断らず、スケジュールが許す限り全ての依頼を受けていました。

森本さん 写真

何事も失敗を恐れて、うまくやろうとすると小さくまとまってしまいます。どんなときに自分が最大限のパフォーマンスを発揮できるのかを知るには、まずはどんなことにでも挑戦する時期をつくることが大切。それが、自分らしさの発見につながると考えました。そうした時期を経てこそ、自分のブランディングに合わせて仕事を取捨選択できるようになると思うんです。

失敗こそが成長につながる

いろいろな仕事を体験する中で、失敗もいくつかありました。
元々、話をするのは得意だと思っていたので、講演の仕事には自信があったのですが、いざ講演をしてみると自分でも何が伝えたいのかわからないし、内容もごちゃごちゃ。何となく言おうとしていることだけはわかるかな? といった状態でした。

盛り上がるだろうなと思っていたところでは全く盛り上がらず、聞き手に刺さるだろうなと思ったところが聞き流される…ということもありました。その度に、スタッフと話し合って改善し、二人三脚で講演の内容を詰めていきました。

具体的には、話の表現の仕方や展開、スピードなどを吟味したのです。僕の場合、講演のテーマは、「他者とのコミュニケーション」「行動する際のモチベーション」「野球で得た成功や失敗体験」が主体ですが、話す内容をブラッシュアップしていく過程は、まさに学生の皆さんが自己PRの文章を推敲し、面接の練習をするのと似ていると思います。

森本さん 写真

物事がうまくいっていれば、金銭や名声を得ることにつながりますが、実は、失敗したときに得られるものだって多いんです。僕も講演で失敗する度に貪欲に学ぶようにしていました。そもそも野球は3割打てれば成功、つまり7割の失敗のうえに成り立っているスポーツですので、僕自身、失敗は怖くないという耐性もあったのだと思います。


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自分の強みを探求し続けた過去の経験

「ホームランも打ちたい」「ヒットを量産したい」「強いボールを投げたい」と身の丈に合わない願望を抱き、しゃかりきになって、それをかなえようとしていたファイターズ時代。でも結果はついてこなくて苦しい経験をしました。

森本さん 写真 実はその頃、自分の強みについてとことん考えていた時期でもあったんです。当時の監督は、出塁率を重視していたこともあり、フォアボールでも、ボテボテのヒットでもとにかく塁に出ることを自分の強みにしようとしました。

ここにたどり着くのに8年。こうして自分に向き合い、強みを知ることで、パフォーマンスを発揮できるようになりました。


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