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教えて! 「仕事」と「スポーツ」の関係 教えて!
「仕事」と「スポーツ」の
関係

好きなこと、興味があることから仕事を選ぶ

メイクの道に進むため、専門的に学べる環境を探す

ロンドン五輪の選考から外れた後、世界水泳やワールドカップ、アジア大会などにはチームで出場をしていましたが、現役最後となった日本選手権にはチームではなくソロで参加。そして準優勝という結果を得ることができ、悔いを残さずに選手生活を終えることができました。

現役引退を決めるまでは、AS以外にやりたいことを考えたことがありませんでした。しかし「引退」という現実と向き合い、次は何をしようと考えたときにふと思い浮かんだのはメイクアップアーティストになることでした。

荒井さん 写真

日本代表にはスポンサーとして化粧品メーカーがついていました。日本代表に選ばれるとそのメーカーのトップメイクアップアーティストから試合用メイクを教わる講習会に参加できました。メイクアップに興味が湧いたのは、そうした機会に触れ、メイクの楽しさや面白さを理解できる体験があったからです。

現役生活の終盤は、時間をみてはメイクの専門学校の体験入学に出向いて、ASに適した専門的なメイクを学べる学校を探しました。競技と自分との接点を見直しながら、自分の好きなことは「何か」という部分を掘り下げていくことで、どんな仕事がしたいのかの答えに行きつくことができたと思っています。


自分の「好き」を見つける方法


  • STEP 1

    興味があることから洗い出す

    趣味の延長でもいいし、最近関心を持ったことでもいいので、まず自分の好きなことと接点がある仕事はないかを考えてみよう。子どもの頃、なりたかったものや、好きだった教科など過去の自分がヒントをくれるときもある。

  • STEP 2

    誰かの役に立てるかどうか

    仕事は誰かの役に立ちたいというモチベーションがきっかけとなることも多い。STEP1で考えたものが身近な誰か、自分と同じ境遇の誰かなどの役に立てる仕事かどうかイメージしてみよう。

  • STEP 3

    それを長く継続している自分を想像する

    続けることで、できる仕事も増え、人の役に立つ機会も増える。長く続けられるというモチベーションを持てる仕事かどうか考えてみよう。


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私だからこそできるメイクアップの方法を提供したい

ASは、見た目の印象がとても大切なスポーツなので、演技だけでなく、水着やメイクも重要な役割を持っています。

それは日常生活のメイクとは違い、水着や髪飾りとバランスが合っているか、また泳ぐ曲のイメージに合っているかといった点が大切になってきます。それらが一体となって選手の演技をよりいっそう華やかに、魅力的に見せられるのです。

私は、選手の立場で、それを身を持って実感していました。ですから、仮に日本代表に選ばれなかったとしても専門的なメイクの重要性と楽しさを知る機会が得られるように、後輩の選手たちのために努力していきたいと考えています。。

私が現役時代に教えてもらったメイクの知識、学校で習った技術、そして自分自身が得た経験を掛け合わせて、より選手目線に寄せたメイクを教えるのが、私だからこそ提供できるものだと考えています。


ワンポイントアドバイス

多角的な視点から自己分析してみよう

長く続けてきたスポーツだけでなく、学業など今までの経験を振り返って、自分の経験が生かせる企業や仕事を探してみよう。もし、具体的に働くイメージが湧かない場合やさまざまな仕事に対して迷いがある場合は、説明会やOB・OG訪問の機会を有効活用しよう。実際に企業が行う仕事の内容に触れることで、自分は興味を持てそうか、その仕事なら続けていけそうか、という実感を得られる。

コロナ禍でつかんだチャンス


荒井さん 写真

引退後、メイクの専門学校に2年間通いながら、知り合いに紹介してもらったクラブチームなどでメイクを教えることになりました。

それと並行して海外の豪華客船で公演するショーのパフォーマーの誘いがあり、メイクとパフォーマーの二足のわらじを履く生活がスタートしました。

ところが、新しい挑戦を始めたばかりなのにもかかわらず、新型コロナウイルスの感染拡大に直面し、豪華客船を降りてすぐに帰国することになりました。コロナウイルスの感染が一段落するまでの期間は、パフォーマーとしての仕事もメイクの仕事も激減してしまいました。

メイクは全国各地への出張が不可能になってしまったので、オンラインでレッスンを始めることにしました。また、空いた時間には、メイクでより個性を引き出せるようになるために、パーソナルカラー診断の資格を取得。コロナ禍という自分の努力では変えられない環境下でも、仕事が激減した現実だけに目を向けず、その中で何かできることはないかと必死で努力を続けられたのは、五輪メンバーに入れなかったあのときの経験が役に立っていると思います。

知っておきたい

就活情報

失敗や挫折の経験を振り返ってみよう

失敗や挫折にまつわる経験は、業界を問わず、採用の選考などで頻出する質問。企業側は失敗や挫折に対してどうアプローチし、結果、どのようにリカバリーできたかに注目し、そこから、あなたの考え方や行動力を見極めたいと考えています。特に面接などでは、掘り下げて聞かれる場合が多いので、ただ単に失敗や挫折した経験だけを話すのではなく、そこから学んだこと、失敗を経験してその後対策したこと、どう考え方が変わり成長できたかなどについても話せるように、しっかりと準備しておきましょう。


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