「現在」が分かる!「未来」が見える! 業界地図

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電力・ガス・エネルギーの業界地図

電力・都市ガスとも小売自由化により、新規事業者が定着している。電力業界は脱炭素燃料の拡大に注力する。

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電力・ガス・エネルギー業界の「現在」と「未来」

新電力の家庭用シェアは約24%。 燃料価格の変動で事業廃止も増加

電力の小売自由化は2016年に始まった。経済産業省によると、登録新電力事業者は24年6月末で729社で、このうち供給実績があるのは529社。家庭用に占める新電力のシェアは24年3月末で23.9%だ。新電力は発電設備を持たずに卸電力取引所から電気を調達するため、同取引所を通じた電力は需要の約30%となる。ただ、燃料価格の変動などで事業停止・解散事業者は117件を数える。一方、国内の二酸化炭素排出量に占める電力部門の割合は約4割と高く、電力各社は石炭やLNG(液化天然ガス)の代替燃料として、水素やアンモニアなどの開発を進める。

新規参入のガス販売業者は280社。 大手3社は導管部門を分社化

都市ガス販売も17年に自由化され、新規小売業者は24年4月末で280社、家庭用に占めるシェアは15.6%。22年4月には新規業者との公平な競争を確保するため、都市ガス大手3社が導管部門を分社化している。

データで見る業界のポイント

一次エネルギー国内供給の推移

一次エネルギー国内供給の推移
「エネルギー供給実績」(資源エネルギー庁)2024年

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  • 掲載企業は売上高や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。業界の分類は、マイナビ2027の業種分類に沿っています。各社の直近の決算に基づき、該当する分野の主に売上高の大きい順に企業を掲載しています(矢印などで示す関係企業や売上非公開の企業については順不同)。
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  • 出資関係は、上場会社については提出が義務付けられている直近の「有価証券報告書」に沿っています。非上場企業はこれまでに業界団体や企業から公表されている文書などの数字を基にしています。「有価証券報告書」とは、企業の事業内容や、従業員、設備、財務諸表、子会社や関連会社、株主など多くの情報が掲載されており、金融庁のサイト「EDINET」で企業ごとに検索できます。
  • 原稿作成期間は2024年7月1日から10月31日です。

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