国内旅行の消費額は27%増。オンライン予約が増える
旅行業界も復調している。観光庁によると、23年の国内旅行消費額は、前年比27.7%増の21兆9,101億円、19年比で0.1%減と回復した。内訳は、宿泊旅行が前年比29.7%増の17兆7,960億円、 日帰り旅行が同19.7%増の4兆1,141億円。観光庁の主要旅行業者の取扱状況によると、23年度の取扱高は前年度比24.8%増の3兆6,337億円と拡大した。内訳は、国内旅行が同1.5%減の2兆3,559億円、海外旅行が同2.3倍の1兆699億円、外国人による国内旅行が同3.1倍の2,079億円。それでも全体の取扱高は19年度比で20.5%減だ。その背景にはオンライン予約やネット専門の旅行代理店経由の取引が増え、店頭販売によるツアー販売への影響があると考えられる。