2024年3月期は3社が過去最高益。アメリカ向け輸出が最大に
総合商社の2024年3月期連結決算は、8社中7社が過去最高の純利益を計上した前期に比べ、最高益を達成したのは3社にとどまった。原油やガスなどの資源価格が下落した一方で、円安による輸出が拡大。日本貿易会によると、23年の日本全体の輸出額は、前年比2.7%増の100兆8,820億円と、100兆円台に乗った。特にアメリカ向けが同11.0%増の20兆2,640億円で、4年ぶりに中国(17兆7,620億円)を抜いて最大となった。
一方、輸入は同6.8%減の110兆1,710億円。原油や石炭、LNG(液化天然ガス)などエネルギー価格の下落が影響した。