まちづくり関連企業特集

 まちづくりに関わる仕事の概要について、それぞれの分野ごとにご紹介します。仕事の概要がわかれば、求められる人材やスキルが見えてきます。

建設・設備工事

業界の概要

クレーンでの建設

 建設業界とは、ビルやマンションの建設工事や、橋梁、道路、鉄道、港湾施設などの土木工事を行う業界のことだ。また、電気や空調、通信などの設備工事を行う会社も建設業界に含まれる。

 建設工事全般を請け負う総合建設業者のことをゼネコンという。その中でも、超高層ビルの建設や市街地再開発など、大規模な案件を取り扱うゼネコンをスーパーゼネコンと呼ぶ。この他にも特定の建物や地域、沿線に強い中堅各社、土木工事や設備工事を専門に行う会社などがある。

 この業界は長年にわたって縮小傾向が続いてきたが、東日本大震災からの復興需要、公共投資の増大、東京五輪を契機としたインフラ整備と、近年は明るい展望も見えていた。だが、コロナ禍の影響による建設需要の減少は避けられず、慢性的な人手不足や人材の高齢化も課題となっている。

 建設業界の独自の職種としては、技術系ではビルやマンションなど建築物の設計、工事現場で建設作業をマネジメントする施工がある。また、事務系では建築物の受注をしてくる営業職がある。大学で学んできた専門分野が活かせるのはどの職種なのか、あらかじめ調べておくと良いだろう。

(画像素材:PIXTA)

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