「現在」が分かる!「未来」が見える! 業界地図

広告・出版・マスコミ業界

マスコミ(出版・広告)の業界地図

出版市場は減少傾向で、書店も減少が続く。広告ではネット分野の拡大が目立つ。

※掲載企業は売上や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。また掲載内容に関する基準はこちらよりご確認ください。

出版社

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岩波書店

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博報堂DYホールディングス

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フリークアウト・ホールディングス

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マスコミ(出版・広告)業界の「現在」と「未来」

出版市場は2年連続で減少。書店の減少で支援策も

全国出版協会の出版科学研究所によると、2023年の出版市場(推定)は前年比2.1%減の1兆5,963億円と、2年連続で減少。内訳は、書籍・雑誌などの紙媒体が同6.0%減の1兆612億円に対し、電子出版は同6.7%増の5,351億円と伸びが続く。特に電子コミックは同7.8%増の4,830億円と好調だ。

紙の出版物は取次会社に配本を委託して、全国に流通させる。流通面では、ICタグで在庫や配本計画を最適化への取り組みが進んでいる。ただ新刊本は売れ残ると返本が可能で、その比率は4割にのぼるとされ、出版社、書店、取次会社の収益を圧迫している。

同研究所によると23年の書店数は1万918店と、この10年間で約5,000店も減少した。書店側でも、カフェや雑貨併設型や、本棚の区画を借りて出店する方式の書店など、新たな試みも出ている。

加えて、経済産業省は24年3月、書店振興プロジェクトチームを発足させ、支援策を検討しており、減少の歯止め策として期待されている。

広告費は2年連続で過去最高。 インターネット広告の伸びがけん引

広告業は、媒体側から広告枠を買い取って広告主に販売するほか、企業のマーケティングやブランディング支援なども展開する。電通の日本の広告費によると、23年は同3.0%増の7兆3,167億円と、2年連続で過去最高となった。マスコミ4媒体(新聞、雑誌、ラジオ、テレビ)の広告費は同3.4%減の2兆3,161億円と減少。テレビが同3.7%減の1兆7,347億円、新聞が同5.0%減の3,512億円など。これに対し、インターネット広告は同7.8%増の3兆3,330億円と伸び、今後も成長が続くと見られている。

AIやビッグデータなど最新の技術を利用したマーケティング支援なども増えている。ただ、国内市場は人口減などにより高い成長が見込めないため、大手は海外進出を積極化している。

※掲載内容の基準について

  • 掲載企業は売上高や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。業界の分類は、マイナビ2027の業種分類に沿っています。各社の直近の決算に基づき、該当する分野の主に売上高の大きい順に企業を掲載しています(矢印などで示す関係企業や売上非公開の企業については順不同)。
  • 売上高については、2024年10月期までの連結決算を原則とした、直近の決算期の数字を使用しています。また、非上場企業の場合は、決算公告や自社のホームページなどで公表している直近の売上高を採用。売上高を公表していない企業については「非公開」としています。
  • 出資関係は、上場会社については提出が義務付けられている直近の「有価証券報告書」に沿っています。非上場企業はこれまでに業界団体や企業から公表されている文書などの数字を基にしています。「有価証券報告書」とは、企業の事業内容や、従業員、設備、財務諸表、子会社や関連会社、株主など多くの情報が掲載されており、金融庁のサイト「EDINET」で企業ごとに検索できます。
  • 原稿作成期間は2024年7月1日から10月31日です。

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