食品、飲料などの売上額約47兆円。冷凍食品が伸びる
総務省・経済産業省の2022年経済構造実態調査によると、食料品製造業の売上金額は36兆2,676億円、飲料・たばこ・飼料製造業は10兆9,521億円で、合わせて47兆2,197億円と巨大だ。売上額が大きいのは、畜産食料品製造業10兆5,959億円、パン・菓子製造業5兆907億円、水産食料品製造業4兆7,492億円、清涼飲料製造業3兆4,286億円、酒類製造業3兆2,129億円など。巣ごもり需要は減少しているが、全体では安定した動きだ。
特に伸びが続いているのが冷凍食品。日本冷凍食品協会によると、22年の国内出荷額は同4.0%増の7,639億円と3年連続で増加。このうち、家庭向けが同3.7%増の4,061億円と前年に続き過去最高で、業務用の3,578億円を上回っている。女性の社会進出による内食需要の拡大を反映している。