国内の衣料品市場は約8.6兆円。ネット通販は2.5兆円
経済産業省によると、国内の衣料品市場は2019年の11兆円から、20年、21年とも8.6兆円としている。消費者の低価格志向やカジュアル化が進み、単価下落が進んでいるためだ。単価下落は輸入品の急増が主因で、日本繊維輸入組合によると、22年の衣料品輸入額は前年比26.7%増の3兆3,821億円だ。このうち、中国からの輸入が全体の半分以上を占める。
ただ、ネット通販は伸びている。経産省の電子商取引(EC)市場調査によると、22年の衣類・服装雑貨の個人向け市場規模は、前年比5.0%増の2兆5,499億円。EC化率も21.5%に高まっている。