23年度の航空旅客は15.6%増。空港の発着能力も拡大
国交省の航空輸送統計年報によると、23年度の国内定期航空旅客数は、前年度比15.6%増の1億481万人、国際旅客は同85.7%増の1,766万人。特に国際旅客は22年10月に入国制限が緩和されたことが大きい。
旅客航空会社はANAと日本航空(JAL)のサービスを充実させたフルサービスキャリア(FSC)と、短・中距離輸送、限定サービスで運賃価格の安いローコストキャリア(LCC)に分けられる。22年10月にはLCCの共同持ち株会社「リージョナルプラスウイングス」が発足するなど、再編も起きた。航空需要拡大を受け、羽田空港の新飛行経路の運用が始まり、成田空港も滑走路新設・延伸を計画するなど、空港の発着拡大も進む。